お久しぶりの近況報告の記事を更新した際に書かせて頂いたのですが、我が愛しの愛犬・メイが7月の末に亡くなってしまいました。
今回はメイとのお別れについてお話しさせて頂きたいと思います。
辛い経験でしたが自分自身で忘れたくなかったのと、同じ様な病気のワンちゃんを飼っている方のお役に立てたら嬉しいなと思い、1ヶ月以上何度も立ち止まって涙を流しながら書きました。
宜しければお付き合い下さい!

もくじ
*元気だった愛犬がみせた突然の異変

(うちの犬、可愛いすぎん????w)
メスのポメラニアンのメイは11歳で、もう老犬の分類に入る年齢となっていましたが年齢を感じさせない程にお転婆な上に童顔だった為、我々家族の中では未だ赤ちゃんの様な扱いをして凄く可愛がっていました。
ですが元々胆嚢の具合があまり優れずに薬を常用していたこともあり、家族全員で集団ストーカーの様に愛犬の様子をしっかり監視していました。
眼球に白い出来物ができていた

亡くなる半年ちょい前頃に急にメイの右目が白くなり始め、年齢も年齢だから白内障かな?と思いつつ病院に連れて行くと『白内障ではないが、引っ掻いたか何かで目にウイルスが入って白くなっていると思われるのでしばらく目薬をして様子をみましょう』と言われ、目薬を2種類処方されました。
目薬をしつつも、その白い部分が日に日に少しづつ盛り上がっていることに気がつき再度病院に行くと『やはり白内障ではないし、目は見えている上に、これ以上悪化することはないと思われます。手術をしても身体への負担が多いだけであまり変わりがないかも』とおっしゃられ。
犬の目の手術等は本当に難しいらしく、専門病院で新たに受診をして手術する際も全身麻酔をして…ということだったので家族会議をして、このまま経過をみるということにしました。
病院の先生的に『目薬ももうあまり意味がないかも』ということでしたが、根気よく目薬をしていたら出来物が少し小さくなってきた感じがしたので我が家では続けることに。
メイも嫌がりながらも目薬をする時間を覚えていて、嫌なのに時間になるとちゃんとお座りして待っていたので本当にお利口さんだなーと思っていました。
後頭部に謎のコブができた
亡くなる半月前、急にメイの後頭部に1cmくらいのコブができており、あまり大きくなく腫れもなく、その後大きさも変わらなかったので次に病院に行く時に先生に聞いてみようねと家族で話していました。
歩き方がおかしくなった
亡くなる3ヶ月前ほどあたりだったと思いますが、メイの歩き方がフラフラするというか見ていて違和感を感じる様な感じに思える様になりました。
抱かれることを嫌がったり、あんなにお転婆だったにも関わらず急に走り回らなくなったことに異変を感じ、病院に連れて行くとその日はレントゲンを撮ることはせず『腰痛と思われるので、しばらく痛み止めを飲んでみましょう』と言われて薬を服用していたら、薬を飲んでいるうちは今まで通りの状態に戻り。
が、薬がなくなった2日後にまた元気のない状態に戻ってしまった為病院に連れて行くことにしました。
*突然の愛犬への余命宣告
やはり腰の痛みが取れないということで今回はレントゲンを撮影すると同時に後頭部のコブの細胞の検査をすることになりました。
(犬は人間みたいに簡単にレントゲン取れないので出来ることはいっぺんにやる)
愛犬のレントゲン撮影の結果

白い部分が骨(肋骨は見えにくいので省略)、水色の部分が通常の心臓の大きさになります。
赤い部分のメイの心臓はパンパンに肥大していました。
この後、お腹の毛を剃ってエコー検査もしましたが心臓の弁周辺に癌ができており、その腫瘍から出血し、心嚢水(しんのうすい)が心臓の膜内を埋め尽くしており、対処法としては『犬が動けなくなってしまったら水が更に圧迫して心臓が拍動しづらくなっている証拠なので、皮膚の上から心臓に直接注射針を刺して心嚢水を緊急で抜かなくてはいけない』というもので。
ただその処置は”急に水がたくさんあったところの水がなくなってしまう”という変化が心臓に大きなリスクを与えるということで、処置しても2〜3日で亡くなってしまうワンちゃんも少なくないとの事でした。
腰の痛みなのではないかと疑い始めた当初に飲んでいた痛み止めで、おそらく癌の腫瘍の腫れが一時的におさまっていたのではないかとの推測もあり…。
コブには針を刺して細胞をとったので、検査結果は2週間後に。
余命宣告後の帰り道

メイの今の状態からすると『もって半年の命』とのことでしたが、その日はまだメイが元気だったので全く実感が湧かず。
ですがちょうど数日前に「犬の平均寿命も年々上がってるっていうから、あと何年もメイといられるな〜」と考えてた矢先だったことを思い出したら、「半年って何だよ」って涙が止まらなくなってしまって。
『病気になる前にもっと早く気づけたのではないか?』と落ち込んでいると、先生は「この状態は胸部をレントゲンで撮る機会がない限り見つける事が難しい病気だし、癌はもうどうしようも出来ないものだから飼い主さんは悪くないですよ」と声を掛けて下さいましたが…どうしても自分を責めてしまいたくなってしまいました。
写真は汚れてもいいダサダサの服を着て、道端で泣きじゃくってマスカラがボロボロの私とメイですw
迎えに来てくれた母親と「メソメソしていてもしょうがないね、明るく介護しよう」と決めて撮った一枚でした。
*容態が急変し一度目の心嚢水摘出

前回病院に行った日から3日目の朝、フラフラとしたと思ったら急にバタッと倒れてしまった為、速攻先生に電話して病院に連れて行き皮膚の上から心臓に針を刺して心嚢水を120ml抜きました。
120mlっていうと小さいペットボトル一本分に当たりますから、あんな小さい身体にそれを抱えていたとなると本当に辛かったと思います。
その日は身体に負担が大きかったのか、ずっと寝たきりで水もスポイトで与えていましたが、餌は液状のものを食べてくれたので良かったです。
メイは柔らかいクッションなどに寝るのが嫌いで、硬い床に寝るのが好きなので吐いてもいいように汚れてもいいタオルを引いてあげ、リビングに私と母も布団を敷いて24時間体制で看病しました。
その3日後、かなり元気に!!!

心嚢水を抜いて1〜2日後は正直『もうダメなのかな…』って思っちゃうぐらいにぐったりしていましたが、3日後から急にお湯でふやかした餌もバクバク食べるわ、ソファの上にジャンプしてピョンピョンするわ、私たち家族が引いてしまうくらい元気になってw
この写真、具合悪い様子もなくビックリするでしょ!?w
しかしメイは結構な調子乗りガールなので、それでも油断せずに家族で彼女を見守っていました。
久々に私の部屋で一緒に寝たりして、メイもはしゃいでいた様で私もとても嬉しかったです!
*再び容態の急変、そして…
前回心嚢水を抜いてから8日目の朝、再びメイが倒れてしまった為、病院で2度目の心嚢水を抜きをしましたが、前回と同じくらい水が溜まっていました…。
今回は2回目という事で前回よりも身体への負担があるかもしれないので、明日もう一度病院に来て下さいと言われ看病を続けていましたが、9日目を迎えた深夜息を引き取りました。
朝病院に行ってからメイは一睡も出来ず、何度も痙攣と嘔吐を繰り返して本当に辛かったと思いますがとてもよく頑張りました。
亡くなった直後目を開いたままで、閉じさせようとしましたが難しかったのでそのままにしてお気に入りだった人形を抱かせて柔らかいタオルに包み、隣で私も眠りました。
朝になって目が覚め、メイの顔を覗き込んでみると、目を閉じて口元はニッコリと微笑んでいたんです…不思議なことってあるんだなと…。
*随分と小さくなって帰ってきました

病院で紹介してもらった川崎市の麻生区にあるペット霊園にて火葬して頂きました。
受付にメイにそっくりな小さな陶器の分骨できる人形を見つけ、あまりにも似ていたのでビックリしていたら「こちらは最後の一個なんです」と言われて運命を感じてしまい、分骨を即決してしまいましたw
毎日そこにいるみたいで、よく一方的に話し掛けています(☍﹏⁰)
愛犬の死後に起きた不思議なこと

メイは何故かいつも私の手の人差し指と親指の付け根をペロペロするのが好きだったんですが、死後に自分の部屋のベットの上でメイのことを思い出しながらボーッとしていたら、急に左手の人差し指の付け根にヒンヤリとした感覚があったんです。
ビックリして見てみると、その部分がびっちょり濡れていて…!!
全く水気のない場所だし、クーラーガンガンの部屋で汗をかくわけもないしビックリしました。
よく考えるとホラーな現象ですが「アイツの仕業だな…w」と思えたので、驚きつつもなんだか嬉しかったですw

どっちかっていうとコマさんかな?w
*”メイロス”がヤバい件

一般的に”ペットロス”という言葉がありますが、私としては”メイロス”がヤバいですね…。
他の犬を撫でても「すまん!!お前じゃなぁい!!!(☍﹏⁰)」ってなっちゃって…(多分あちらもそう思ってるw)
かまってちゃんなお転婆娘が急にいなくなると一日が長くて長くて、つまんなくて仕方ないです…。
メンタル面は悲しいとはいえ、しっかりしてるかも!と自分では思っていたのですが「どうしたの!?」ってくらい白髪と抜け毛がすごくなってビックリしています…ビオチン摂取せな…!←
*最後に
大切なペットとの別れは本当に辛いですけど、彼女が生きられなかったその日を飼い主が楽しく過ごすことが一番の供養なのかなと思うので私も毎日を明るく過ごしていきたいと思っています。
いつか再会出来るその日まで、メイも天国で楽しく過ごせます様に…!
長くなってしまいましたが、お付き合い頂きましてありがとうございました!
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